Branch TUNE統合のアップデート

Nicolas Bonnet

12月 03, 2018

Branchはちょうど2か月ほど前、TUNEのAttribution Analytics事業の買収を発表しました。 それ以降、統合がどのように進むのかについてお客様と業界の方々から多くの質問をいただきました。私たちはこのプロジェクトに熱心に取り組んでおり、私たちのアプローチのうち主要なものの詳細と、これまでの進捗について共有したいと思います。

私たちは今回の統合プロセス全体を通して、Attribution Analyticsのお客様はTUNEの設定に技術的な実装変更を行う必要はないという、当初の確約を真摯に守り続けています。

私たちは以下に示す概要のとおり、シームレスな移行を保証するシステムを通じて、すべてのユーザーに適切なサポートを提供できるようにしています。このプランは、お客様のTUNE SDKとサーバー間統合が変わらず機能し、TUNEのポストバックシステムとエクスポートAPIからのデータが統合プロセス期間中と統合後のいずれにおいても完全に後方互換性を持つように策定されました。

この確約があっても、引き続き疑問をいくつかいただきました。そのような透過的ソリューションをどのように保証するのか?統合が完了すれば顧客はBranch SDKの実装を余儀なくされるのでは?

この記事ではこのような質問に回答し、統合プロセス全体を詳細に説明していますが、まとめると、私たちのチームはAttribution AnalyticsのすべてのトラフィックをDNSを使ってBranchのプラットフォームにシームレスにルーティングする舞台裏のインフラストラクチャを構築しており、お客様には変更が生じないということです。

実際、当社はTUNEの最大かつ知名度の高い顧客に向けてこのインフラストラクチャをすでに展開しています。これらの顧客は、先月、Branchのプラットフォームから生のアトリビューションデータ(Facebook MMP経由を含む)を直接受け取っており、Branch SDKを実装したり、既存のTUNE実装に何ら変更を加えたりもしていません。

私たちのチームには、まだプラットフォームの統合完了までになすべきことが多く残されていますが、私たちのプランや、統合プロセスを通じシームレスなカスタマーエクスペリエンスを確約するために私たちが日々努力を続けている取り組みの詳細について、いくつか共有したいと考えています。

Branch <> TUNE 統合プロセスの精査

このプロジェクトの開始当初、私たちのチームがすでに分かっていたことは以下の2点です。

  1. これは私たちが軽視することはできない一番重要な取り組みになるということ。
  2. シームレスで中断されないサービスを全顧客に提供することが必須要件であること。

私たちは早い段階で、Branchのインフラストラクチャを統合プラットフォームの基盤として使用することを決定しました。そうすることで主に次のようなメリットが得られるからです。

  • Branchのコアプラットフォームは、業界で最新かつ最高の柔軟性を持つものであり、迅速なイテレーションが可能で、将来の技術革新に向けた土台作りが行えること。
  • 単一のプラットフォームを維持することで、すべての顧客が、最適な資金投下を行う健全なアトリビューションとディープリンクのテクノロジパートナーと将来長きにわたって連携する機会を得られること。

Branchの基本的価値観の1つはカスタマーファーストです。 この移行プロセスを開始する前に 、私たちはあらかじめ、Attribution Analyticsのお客様による技術的な実装の変更は必要ないことを確約しましたが、その理由がカスタマーファーストです。私たちが許容できると考えている唯一のアップデートは、コンフィギュレーションのわずかな変更です。たとえば、顧客の内部セキュリティポリシーに合致させるために必要なポストバックIPホワイトリストの作成などがこれにあたります。

幸いなことに、TUNEのAttribution Analyticsチームは、買収の一環としてBranchに加わってくれました。このことによって、今私たちのチームは彼らの長年の業界知識と彼らが学んだ教訓を包括していることになります。私たちは、この経験を統合プロセス全体に取り入れ、お互いの統合前の製品よりもはるかに優れた一体化製品を構築しています。

統合の成功はトランシェにある

この統合プロジェクトの精査過程で、以下に示すとおり大きく分けて2つの作業カテゴリが特定されました。

  1. Attribution AnalyticsからBranchプラットフォームへのシームレスな顧客移行をするために必要となるインフラストラクチャを構築する。

  2. Attribution AnalyticsとBranchの間にわずかにある機能差分を埋めると同時にアップグレードを行い、Branchの業界をリードするPeople-Based Attributionエンジンを最大限に活用する。

Attribution Analyticsは成熟した製品であり、効果的な機能が数多く備わっています。しかし、大抵のお客様はすべての機能を利用するわけではなく、また一部の機能は他の機能より早くBranchのプラットフォームで利用できることが分かっていました。それと同時に、私たちはお客様に一体化したプラットフォームをできるだけ早く体験してほしいと考えていました。

シームレスなカスタマーエクスペリエンスの確約を達成するため、私たちは各顧客が依存するすべてのAttribution Analytics機能がBranchプラットフォームで完全にレプリケーションされ次第、移行することを決定しました。

私たちはまず各顧客が利用しているAttribution Analytics機能のインベントリを作成することから始めました。そのインベントリを使い、顧客が利用する機能とその具体的な実装の複雑さに基づいて、顧客を大まかに分類しました。社内では、これらの移行グループを「トランシェ」と呼んでいます。

次のステップでは、エンジニアリングチームがBranchプラットフォーム内で各Attribution Analytics機能が完全にレプリケーションされる予定日を見積もりました。

これにより、移行プロジェクト全体の準備段階のタイムラインを作成することができました。Attribution Analyticsのすべてのお客様は、2019年3月末までにBranchプラットフォームに完全移行される予定です.

実際の移行プロセス

Branchプラットフォームが各Attribution Analyticsの顧客ニーズに対応できるようになると、実際の移行には何が必要でしょうか?

まず、移行が開始される前に、Attribution Analyticsの顧客の基本的なデータフローを考えてみましょう。トラフィックが TUNE SDK(またはサーバー間統合)からきて、Attribution Analyticsによってイベントが処理され、ポストバックとTUNEエクスポートAPIを介してデータの利用が可能になります。

このフローをBranchに移行するための最初の手順はデータの完全なミラーリングです。つまり、顧客の既存のTUNE SDKまたはサーバー間のすべてのトラフィックを、当社のTUNEと互換性のある新たなBranch APIエンドポイントに転送するということです。これにより、Attribution AnalyticsとBranchの両方ですべてのイベントを同時に処理することができます。

この期間において、当社のチームは各顧客と協力して設定を検証し、2つのシステム間のデータ不一致を調査し、社内ビジネスプロセスをAttribution AnalyticsからBranchのダッシュボードに移行するサポートをします。私たちは、問題を特定して解決するための内部的な自動診断ツールを構築しており、ミラーリングしたデータがBranchで正しく処理されていることを確信しています。

顧客のデータミラーリング期間が終了し、検証が完了すると、当社のチームはDNSの更新を行い、顧客の既存のTUNE SDKまたはサーバー間統合からのトラフィックがTUNEと互換性のある新たなBranch APIエンドポイントに自動的に流れるようにします。そして従来のAttribution Analyticsシステムでのイベント処理を停止し、Branchが顧客の新たな記録システムとなります。

もう一度述べるに値することですが、これらはすべて、舞台裏で行われる変更であり、お客様の既存のTUNE SDKやサーバー間の実装に何ら影響を及ぼしません。

最後の移行手順は、データのエクスポートとWebhookポストバックに関連するものです。私たちが構築したインフラストラクチャは、後方互換性のあるデータのエクスポートとポストバックを提供します。つまり、顧客の既存のダウンストリームプロセスはコードの変更なしに引き続き機能します。お客様に行っていただくことは、エクスポートAPIから取得するために使用するURLエンドポイントの交換と、ポストバックを送信するために使用されるBranchのIPをホワイトリストへ登録することだけです(ポストバックホワイトリストがセキュリティポリシーの一部である場合)。

TUNEのお客様にBranchの明るい未来を

上記のプロセスは単に理論的なものではありません。私たちのチームは、内部アプリの移行の成功を含め、システム全体のエンドツーエンドテストを完了しました。TUNEの一部のお客様は、すでにBranchを使って、Attribution Analyticsで最初に定義したキャンペーンリンクとアトリビューション設定のレポート作成をしながら、Branchダッシュボードで定義したFacebookキャンペーンを実行しています。そうです、Facebookキャンペーンの計測がまたできるようになりました。

私たちはBranchプラットフォームのパワーをさらに多くのユーザーに提供することに興奮しています。近々、進捗に関するより多くの最新情報を共有していくつもりです。

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Branchは、Airbnb、Ticketmaster、Reddit、Tinder、Amazonなど、5万を超えるモバイルアプリに一元化したモバイルエクスペリエンスと計測を提供するモバイルリンクプラットフォームです。Branchのリンクプラットフォームは、ディープリンク、シェア機能、リファラル、モバイルバナーやインタースティシャル広告、カスタムアプリのオンボーディング、プラットフォームやチャネル全体を一元化したアトリビューションなどの機能を通じて、モバイルアプリの成長を支援します。

Branchの詳細をご参照ください。またデモのリクエストもお気軽にお申し付けください。

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